ひとの手

 

・茎紅きミズを並べて友も居て

本は物なので、
頭で考えるだけではつくれません。
自分の手が必要だし、
多くは
ひとの手を借りなければなりません。
会社のひとの手もあるし、
外のひとの手もあります。
そもそも本には著者がいます。
ひとの手が
頭で考えたとおりに動けば
事は単純ですが、
じぶんの手だってじぶんを裏切ることがあり、
まして他人の手となると、
こちらが思うように、
願うように
動いてくれることはありえない、
と、
ひとまず考えたほうがよさそうです。
会社で若いひとを見ながら、
物をつくるには、
ひとの手を
じぶんの手として使うことが欠かせない
と改めて思い知らされます。
がんばれい!

・ふるさとの窓の灯りやミズタタキ  野衾