織姫と

 

・純黒の悪夢も楽し春夜かな

四歳のときに出会ったりなちゃんですが、
いまは中学三年生。
小さいときからコナンのファンで、
大ファンで、
映画の公開月が
りなちゃんの誕生月でもあることから、
年に一度、
いっしょに映画を観るのを楽しみにしています。
りなちゃんも楽しみにしているようです。
今回は、
謎の女性キュラソーと子どもたちのとやりとりが切なく、
キュラソーのこころを思うと
痛く悲しくまた愛しく、
感動屋のわたしは、
なんどかこみ上げてくるものを抑えました。
抑えるとなぜか体が震え、
それが椅子に伝わって、
変な振動を起こしていたかもしれません。
ということで、
ああおもしろかった。
おもしろいと、
すぐに終ってしまうなあ。
映画のあとは歩いて馬車道の勝烈庵。
盛り合わせ定食。
くわ焼きだあ!
いつも決まっています。
腹いっぱいになったので、
天気もいいし、
歩いて横浜まで。
たのしさを少しでもながく。
さてと。
高島屋六階の資生堂パーラーへ。
わたしはストロベリーパフェとコーヒー。
りなちゃんはプリン・ア・ラ・モードとレモンスカッシュ。
織姫と、
彦星ならぬ彦爺な
年に一度のささやかなイベントでありました。
来年までまたがんばろう。

・昭和歌を双子姉妹の涙かな  野衾