かるみ

 梅雨の駅こちらは男性トイレです。
 本を売り、CDを売り、小金を集めてプリアンプを買い換えました。
 ラックスマンのC-8fが下取りでけっこうな金額になったのも幸いし、ボルダーの810が新たに加わりました。
 ひとことで言って、こんなに音が変わるとは思いませんでした。今までの音が重戦車なら、今度の音は軽飛行機。とにかく軽い軽い。
 セット後、まずサム・クックの『ナイト・ビート』を聴いたのですが、サムの声が細かい粒子となって空中から降ってくるようです。ふわ〜っと、なんとも言えない心地よさ。音のシャワー、セラピー。こころまで軽くなるようです。
 重いものや傷を腹に据え、それが癒え消化するのをじっと待ち、そのものの意味を味わうことも大切ですが、今は、とにかく軽みが心地よく、ふんわりふわふわしていたい。(ふんわり名人もブームだしね)
 本もどんどん売って、最終的に残るのは、大菩薩峠と新井奥邃と大辞林と歳時記かな(笑)、なんて思っている今日このごろです。

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