23ナベ

 旨かったねえ。昨日は小料理千成にて小社忘年会。何を食べても旨い千成の、千葉県の脳外科の先生が高速道路をクルマを飛ばしてわざわざ食べに来るほど旨い千成の、23年間冗談ではなく、ゴルフや接待や病気以外は通いつづける人がいるほど旨い千成の天才料理人カッちゃんがナベ料理を用意してくれた。題して23ナベ。創業23年に因み名付けられたこのナベ、具もすなわち23種類!
 いきますよ。白菜、春菊、エノキ、マイタケ、シイタケ、豆腐、カボチャ、ネギ、鯛(!)、河豚(!)、イイダコ、牡蠣(!)、蟹(!)、エビ、烏賊、フカヒレ(!)、トリのツクネ、鶏肉、豚肉、ホタテ、紅葉麩、きりたんぽ、玉子のすり身。
 どうですこのラインナップ、中国高級食材のフカヒレまで入って、もう旨くないはずがない。ウチの武家屋敷が朝からそわそわしていたのも頷ける。皆、終始無言。
小料理千成の23ナベ!
 「声がないね」と、カッちゃん。「旨い!」と、とりあえずわたしが代表で。「旨いものを食べている時ウチのひとたちは物を言わなくなるんだよ」。「そか」。
 仕事のように集中して食べたねえ。凄かったねえ。残った汁で雑炊をつくってくれて、それがまた旨かったよ。ナベのほかにも新鮮な刺身、鴨肉とイワシのツミレの合わせ技などなど、一年を締めくくるに相応しい最高の料理を堪能。二次会はコットンクラブへ。多聞くんの「イマジン」ジーンと来たねえ。イマジン ゼアズ ノー カントリーよ、ほんとほんと。