開花予想どおり、横浜は桜が咲き始めた。白、薄いピンクなど、木によってそれぞれ個性を発揮しているようだ。小社は桜木町にある。都市開発でどんどん町が様変りするのはやむを得ないとしても、名前の由来がわかるぐらいには桜の木を残して欲しい。いま、紅葉ヶ丘に立ち港の方を見遣れば、ランドマークタワーを始め「みなとみらい」を象徴する建造物が立ち並んでいるが、昔はどんなだったろうと想像する。町の名にするほど、坂の上から船の行き来する霞む港まで、桜がふぁ〜っと見えただろうか。浦島太郎が立っていて、このごろ流行りのはまちゃんバスが横を通っていった。