テレビ

 この頃テレビをよく見る。バラエティー番組が特に好きなわけではないが、ついつい見てしまう。それで思うのは、芸能人はつくづく生活が不規則になって大変だろうなあということ。牛飲馬食を競うような番組もあって、見ているこっちは、笑っていればいいだけだが、やっているほうは体を張っているとしか思えない。若い時の無理は中年以降になり、さまざまな形となって現れる。芸能人とて例外ではないだろう。ドラマはほとんど見ない。物語を追うのが疲れるし、深刻なものは避けたい気持ちだ。ニュース番組も、寒々しく痛々しい事件がやたら多く、あまり見ないようにしている。そういう中で、トリノオリンピック・フィギュアスケート女子でみごと優勝した荒川静香さんの演技は、見ていて感動もし、晴れ晴れしい気持ちになった。「無欲」が金メダルにつながったのだろうと荒川さんは話していたが、なるほどと思った。