遊園山
休日、小料理千成のママから教えてもらっていた児童遊園地まで歩いてみた。名前から、小さな広場の中にブランコや滑り台、お花畑をあしらった瀟洒な公園を想像していたのだが、とんでもなかった。
山一つが贅沢な公園であって、「遊園地」からイメージされる規模の百倍はあろうかという「遊園山」だった。今なら、専門の人が企画し図面を描いて作るのだろうが、かの遊園地もかつてそうやって作ったのかもしれないが、歩いてみた感じはどうもそうは思えない。「ええい、この山一つ公園にしちまえ! ここはわりかし平らだからグラウンドにしたらいい! ここは見晴らしがいいから見晴台。池もあるから釣り人も楽しめるし。ジョギングコース? 木と木の間がすべてジョギングコースさ」そんなノリの大らかさがあり、のびの〜び作った公園て感じで。歴史もありそう。わたしの家からは歩いて3キロ。往復6キロ。公園の中をあっちこっち歩いて2キロとなれば、休日のウォーキングとしては十分だし、絶好の森林浴を楽しめる。
あんな素晴らしい場所なのに、グーグルで検索すると、ほんのちょっぴり部分的に紹介されているだけなのも、鷹揚というかなんというか、好ましい。