本って

 

 サーカスと違うよシベリア寒気団

きのうのこと、
『レ・ミゼラブル』が終りに近づき、
どうしようもない人物テナルディエの語った話から
すべてを知ったマリユスが、
妻のコゼットを誘い、
急転直下、
一人ひっそりと死を待つジャン・ヴァルジャンを訪ねていく。
その場面を読んでいて、
思わず、
嗚咽、号泣してしまいました。
サラ・マクラクランのエンジェル以来です。
体もこころもぐじゃぐじゃになり、
最後の数ページを読めなくなりました。
涙もろくなったものです。
若いときに読んでなくてよかった。
単純なので、
すっかり感動し、
正しく道を誤っていたようにさえ思います。
本って、いいなあ。
さてこれから、
残りの数ページを読み、
コーヒーを飲んで気を落ち着かせたら、
今度は『南総里見八犬伝』です。

 今日未明寒太郎が通り過ぐ

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