スポーツっていいなぁ

 

すごかったですねー。
朝の八時から正午ごろまで、ハラハラドキドキの連続。
見ているだけなのに、
くたびれた。
試合後、翔平さんは
「こころが折れそうなときもありましたが、……」とコメントしていましたが、
エライと思いました。
折れなかったんですから。
テレビで試合を見ながら、
「あ˝あ˝あ˝!!」って、つい口に出てしまい、
こころが折れそうになり、
同点のあと、
すぐにまた二点を取られたときは、正直、ちょっと折れた。
そして、
9回裏の村上の一打。
今度は、
「え˝え˝え˝え˝っ!!」
ついに、ついに、やってくれた。
ダイヤモンドを一周し、戻ってきた村上を迎えたチームの仲間に交り、
栗山監督もいて、
村上が監督に抱きついたシーンには、
胸が熱くなりました。
よくぞ、
代打を起用せず、村上で通した、その監督のこころを想像したら、
ぐっとこみあげてくるものが。
スポーツっていいなぁ、
と、
改めて思いました。
感情がアップダウンしつつ、
わたしはわたしで、
予定している対談や、仕事上のプレゼンのことがあたまにあったせいか、
ピッチャーの投げる一球一球が「ことば」と感じられ、
直球、変化球、
どこへ、どれくらいの速さで投げ込むのか、
一瞬の判断が「ことば」のやり取りに、
「似ている」
を通り越して「おんなじ」であるなぁと。
バッターならバッター、
相手のどんな「ことば」をえらび、
打ち返すのか。
スルーしていい「ことば」は見逃して、でも、見逃してばかりだと三振するし。
解説者がよく「球ひとつ分、外角に外れていましたね」
とか言いますが、
「ことば」もおんなじ。
相手が投げてきた、外角に外れている球は、あえて打ちに行かない。
いろいろいろいろ、考えさせられ、感じもし、
スポーツっていいなぁと。

 

・朝桜ふるさとの野の道の水  野衾