リサイクルシステム

 横浜生まれ稀代の人物の伝記をコットンママが書いており、本人にゲラを届けにシーサイドラインで南部市場へ。そこからは我が兄貴分ナベちゃんのクルマに乗せてもらい鳥浜まで。
 本に登場するS氏は、先に到着していたコットンママとママの店で働く凉子さん相手に会長室で歓談中。ゲラと装丁のラフを渡したところ、とても喜んでくれ、帰りがけ、新しく出来た産業廃棄物のリサイクル処理場を見学させてくださった。2階の通路から見たのだが、イメージとしては工場全体が巨大な坩堝と思われ、運ばれてくる廃棄物を何段階かに分け分別したのち、リサイクルのための処理を施すという。某有名ビールメーカーの売れ線商品のダンボールにもなっているそうだ。なにか象徴的な空間に思われたから、見学コースの窓を開け、細かい粉塵の多さに驚きながら、構わずにシャッターを切りつづける。
 本文中に入れる工場の全景も撮影。帰り、ナベちゃんに無理を言い、S氏が生まれた萬世町にクルマを回してもらう。昔日の面影はなくなっているはずだが、三好劇場など街の風景を数枚撮る。久しぶりの撮影は楽しいけれど、レンズのキャップが外れやすく、しょっちゅう気にしていなければならないのは厄介。落としては拾い落としては拾う。
 最後は保土ヶ谷の小料理千成へ。コットンママにすっかりご馳走になる。ナベちゃんに昆布焼酎を勧めたところ、いたく気に入り、一気に上機嫌。わたしもつられて上機嫌。あとはコットンで歌いまくり。UFOキャッチャー名人のスーさんが、わたしのためにデカい怪獣のぬいぐるみを取ってきてくれた。さすが名人! 有難し! ナベちゃんの「完全無欠のロックンローラー」はいつ見ても(!?)最高!