すべからく

 

漢字を用いて書けば「須く」
品詞は副詞で、
意味は、
「当然なすべきこととして。ぜひとも」
『明鏡国語辞典』にのっている例文「学生はすべからく勉学に励むべきだ」
「すべからく」は、
漢文訓読から出た語であり、
多く下に「べし」や「べきだ」を伴う、
との但し書きが付されています。
したがいまして、
「べし」「べきだ」を伴わず、
「すべて」の意味でつかうのは誤りとされます。
いただいた原稿を読んでいて、
専門領域はいろいろでも、
共通して見られる誤りがいくつかある中で、
これはその一つ。
目にすれば、
鉛筆でチェックし、
その旨を記し注意を喚起しています。

 

・草いきれ裸の処女や藪の中  野衾