コロナ後
先日たまたま見たテレビ番組で、
ある経済学者と哲学者が、
コロナ前・コロナ後ということばを使っていて、
考えさせられました。
利潤追求のために効率性を優先させる考え方は、
予測不能のことが生じた場合
非常にもろく、
対応が後手後手に回ってしまう、
そのことが今回証明されたと。
利潤追求でない考え方を社会的に取り込んでおくことがいかに重要か。
またドイツの哲学者は、
中国を引き合いに出しつつ、
マルクスの思想は今も生きているとコメント。
マルクスときけば、
学校の教科書でならったぐらいにしか思わないけれど、
そんなことではどうやらないらしい。
マルクスのまえには例えばヘーゲルが、
カントがいて、
アリストテレスにまで直結している。
ほかの動物でない人間がつくりだす社会を考える際、
また、ほかの生物との共生を考える場合でも、
哲学・思想を無視するわけにはいかない。
コロナ後の世界の在り方について、
それぞれが構想するために、
いまこそ先人の知恵に学ぶ必要がありそうです。
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弊社は、明日29日(水)より5月6日(水)まで休業とさせていただきます。
5月7日(木)から通常営業。
よろしくお願い申し上げます。
・とくとくの家郷の水や春の山 野衾