秋田の方言と万葉集

 

万葉集を読んでいてハッとさせられるのは、
標準語では失われているのに、
子どもの頃から使ってきた方言と重なる言葉がいくつかでてくること。
万葉学者の故伊藤博さんは、
出身が信州地方とのことで、
『萬葉集釋注』のなかで
ときどき
小さいころの思い出を披歴しています。
いつくしむような記述に出会うと、
ほーと息が深くなる。
信州地方の言葉だけでなく、
秋田にも千年の時を超え残っている言葉があると確信できたので、
そのことについて秋田の新聞に書きました。
コチラです。

 

・つれづれを爪切り終へて春隣  野衾