万葉集のつぎは

 

伊藤博の『萬葉集釋注』が殊のほかおもしろく
六巻まで来ましたので、
まだ先のことになりますが、
さてこれが終ったらなににしようか
と考えていたところ、
片桐洋一の『古今和歌集全評釈』 が講談社学術文庫から、
久保田淳訳注の『新古今和歌集』が角川ソフィア文庫から
でているのを知りましたので、
さっそく求めました。
そうしましたら、
なんとも、
字がちっちぇー!!
たとえば片桐洋一の『古今和歌集全評釈』、
三冊揃いで古書価十万円ほどですから、
ちょっと手がでません。
文庫本になったのはありがたいなぁと思ったのも束の間、
いかんせんこの文庫本、
いかにも元のをそのまま縮小しました
的な感じの組みで、
ふつうに読むのはきわめて困難、
拡大鏡で読むしかありません。
トホホ…

 

・風花は止まずたつきのゲラを読む  野衾