2019/12/05 猫皿 家人が帰宅早々、 「こんなの買ってきた」と、わたしの目の前に差しだした。 見れば小ぶりの小さな皿。 灰皿のようでもあるけれど、 灰皿にしては 吸いかけの煙草を置く用のくぼみが二つ。 どうして二つ? しばらく考えても思いつかず、 家人に尋ねると、 猫の顔に見える皿だよと。 ん!? あ! たしかに猫だ。 きけば、 障害者の支援施設「秦野ワークセンター」の方の作品とか。 猫に見えた瞬間から、 もはや猫以外には見えなくなった。 ・柿二つならび明るむ昼の卓 野衾 Share