成功的理想主義者

 

先日、東京学芸大学の末松裕基先生がゼミの学部生、
大学院生とともに来社され座談会をおこなった
ことはこの日記にも書きましたが、
座談会の内容と感想が記されたレポートを
末松先生が送り届けてくださいました。
どれもすばらしいレポートで、
わらったり考えさせられたり、
座談会当日もたのしかったけれど、
レポートを読みながら冷静にあの時間を思い出しました。
中国からの留学生が三人いましたが、
三人とも日本語で
たっぷり感想を書いています。
日本語がちょっとおかしいところもありましたが、
彼女たちにとっては外国語の日本語で
よくぞここまでまとめたもの
と感慨ひとしお。
なかにわたしのことを、
成功的理想主義者と評された方がありました。
漢字ばかりがならぶとなんだか強そう。
面白南極料理人みたい。
成功的は、
会社の借金が無くなったことを指しているのかもしれません。
成功的かどうかはともかく、
理想主義者といわれれば、
そういうところがあるかもしれないな
とも思います。
夢見がち
ということでもあるでしょう。
レポートを読み終わった後で末松先生に電話でお礼を伝えたところ、
本を読めなくなっていたのに、
また本を読めるようになったというひともいます
と告げられ、
それは何よりとうれしかったです。

 

・ながれ来てかたちを変へず冬の雲  野衾