風邪のひき始め?

 台風や、このど〜んよりした曇り空のせいか、体がだるく重い。連休三日目、溶けそうな体をみずから鞭打ち出社、こういうときの紅葉坂はほんとキツい、キツいっス。
 机に這いつくばりながらメールをチェックすると、来年の大河ドラマ『義経』のディレクター・黛りんたろうさんから原稿が届いていた。
 スゴイなあ、ロケ先からも毎日のように原稿が送られてきたものなあ。休む間もなく今度はスタジオか。
 「大河」をやるとゲッソリ痩せると聞いたけど、さもありなん。そういうキツさを跳ね返し困難な仕事を継続する原動力はただひとつ、「いいドラマ」を作りたい、の情熱。送られてくる原稿にそれが充ちている。
 「大河ドラマ」がどうやって作られるか、ディレクターみずから明かす初めての本で、黛さんはじめスタッフ一同の情熱と、ものづくりの愉しさ、苦しさ、根拠が語られることになるだろう。
 ん、這いつくばっていた体が、いつのまにかシャッキーン! と。だなあ。だるい体に同情や慰めは効かない、熱と力の根性焼き。
 にしても、いいかげんに晴れろよ、空。