裏日本的性格
オモテとかウラとか最近は聞かなくなったが、やはりあると思うよ。
降雪量の多寡だけでなく、なんといっても晴れた日の空が違う。『新井奥邃著作集』でお世話になっている山形の先生が冬に編集合宿で来社した折、つくづく空を眺め、山形にはないなあこの季節にこんな空は、と仰った。また、今年の元旦、東京駅でのこと。秋田新幹線を降りた客がホームに立つなり、いいなあ、こんな土地で暮らせるひとは、と感じ入っていた。
きょうは少し曇っているけど、二月の空がこんなに明るいのは裏日本では考えられないのじゃないか。性格にもきっと影響しているだろう。裏日本のひとはよく笑う。暗いといったのはだれ? でも、裏返しで笑うしかないということもあるか。
三浦さんのご感想に同感します。多くは知りませんけれど、確かに裏日本のひとはよく笑っていました。どんよりとした空の色の下でも生活していかなければならないとなれば、言葉数も少なくなるだろうと思います。でも、どっこい生きているぞ、とか(だけではないでしょうけれど)さまざまな意味合いを込めて、笑いを共有するんじゃないのかな、と思います。
>saejimaさん
亡くなったわたしの祖父母は二人とも、とにかくよく笑う人でした。そして、皺皺だった。笑うと皺になるというのは本当だろうか。
>みうらさま、「笑いじわ」という言葉がありますから、皺になると思います。おじいさま、おばあさまのしわしわは、ひととしての豊かさの印だったのではないでしょうか。