味噌ラーメン

 いつもの床屋で頭を刈ってもらった後、腹が減ったので、すぐ近くの中華飯店で味噌ラーメンと餃子を頼んだ。
 餃子は、中の具がとにかく細かく砕かれすぎていてベチャッとなり、皮も箸で丁寧に扱っている割にはすぐに破れる代物。
 味噌ラーメンはといえば、麺の上に、もやし+若干の挽肉+キャベツがミニ古墳のような形で乗っていた。かき氷をくずす要領でならして食べ始めたのだが、バランスを計りながら食ったはずなのに、麺もスープもなくなる頃になっても、まだもやしが丼の底3分の1ほどを占めていた。残すの悪いなあと思って頑張ってみたものの、最後はとうとう諦めた。ふと見ると、メニューに「もやしラーメン」があった。味噌ラーメンのもやしが食い切れぬほどなのに、もやしラーメンとなったら一体どれほどのもやしが乗っているのか、空恐ろしくなった。