名越切通

 

なごし、でなく、なごえ。
なごえきりどおし。
鎌倉時代に尾根を掘り割ってつくられた道とのこと。
ウォーキングの途中、
はじめて訪れました。
とくに
「まんだら堂やぐら群」のたたずまいは圧巻!
いただいたパンフレットによると、
「まんだら堂やぐら群は、
2メートル四方程度と小規模なものを中心に
150穴以上の存在が確認されている有数のやぐら群で、
これだけまとまった数のやぐらを良い状態で見ることのできる遺跡は
鎌倉市内にも少な」いそうです。
ところで、
そもそも「やぐら」とは?
同パンフレットの記載によると、
「やぐらとは、
崖に四角い横穴を掘り、主として内部に石塔を建てるなどして納骨・供養する施設」
説明文に見るとおり、
ゆいしょある場所であることが分かりますが、
体感的にいっても、
夏草が茂る細道を歩いた先の
くわっとひろがる空間に立ったとき、
どくとくの力がそこに充ちている感じを受けました。

 

・切通し風も通るや夏日影  野衾