山椒魚

 

NHKBSプレミアムの番組「ワイルドライフ」

オオサンショウウオを取り上げていました。
広島県の里山を流れる小川に生息するオオサンショウウオ
を追った映像でした。
サンショウウオといえば、
「山椒魚は悲しんだ」で始まる
井伏鱒二の小説の冒頭が
条件反射のように口を突いて出てきます。
井伏さんは広島県生まれ。
ふだんから目にしていたのかな。
サンショウウオを山椒魚
と書くのは、
体臭が山椒のにおいに似ているからなのだとか。
俳句的には夏の季語。
あたまがデカく、
ゆったりもっそりしているくせに、
食料となる小魚や蛙を飲み込むときの速さといったら、
目にも止まらない。
じっと餌を待ち、
一時間、二時間、三時間…。
そんでもってパクッと。
あたまがデカく、
ゆったりもっそりしています。
なんだか憎めない。
ユーモラス。
健気。
1メートルから
大きいのになると1メートル50センチにもなる
といいますから驚く。
それほどの体長になるには
50年、100年かかるとか。
あんなのナマで見たらぶっ飛ぶな。
でも見てみたい!

 

・鶺鴒やつがいで描けハンモック  野衾