鎌鼬!?

 

二週間ほどまえでしょうか。
テレビを見ながら夕飯を食べ終わるころ、
口中の奥に違和感を感じ指を入れさわってみると、
舌の横が鋭く切れており、
血が出ているのでした。
ギョギョギョ、
いそいで台所へ向かい、とりあえず口中のものを吐き出し、
なんどもうがいをしました。
食べたものの中になにが入っていたのだろう?
ガラス片? 石? はたまた?
考えても一向に見当がつきません。
痛みはさほどでなく、
血も止まりましたから大事には至りませんでしたが、
小事とはいえ、
不思議は不思議として未解決のまま
忘れかけておりました。
三日前でしょうか。
はたと思い当たることがありました。
今夏、
この異常な暑さのため夏風邪をひいたのか、
ノドと気管支がやられ、
ひどくはならないものの、
ながく不快感がつづいていましたので、
しばしば飴を舐めていました。
三日前、好きなニッキ味の飴を舐めていたときのこと、
薄くなった飴の端が鋭い刃のようになっているのに気が付きました。
はは~。
これだ!
薄くなった飴の端でスッと舌が切れ、
すぐには気づかずに、
そのまま食事をして、
食事が終えるころになって違和感を覚えた、
おそらくそんなことだったのでしょう。
飴にも注意が必要なことが分かった次第です。

 

・馬の眼や風鈴の音の揺れてをり  野衾