将門観劇

 昼過ぎから体が火照って、風邪だ! と思ったので、とりあえずデカビタCを2本飲む。
 家に帰って休むべきだったかもしれないが、文化村シアターコクーンで演っている「幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門」をたがおと観に行った。清水邦夫原作、蜷川幸雄演出。
 蜷川さんらしく大スペクタクルな演出で綺麗かつ仕掛けたっぷり。中嶋朋子と木村佳乃は色っぽい。将門役の堤真一は、「狂おし」くない。コミカルな馬鹿の振りをしているだけで、「狂」とは違う。狂っている人というのはこういう感じでしょ、というのを演じているように見え、外からの見え方など気にせず充実した「狂」を生きている風ではない。韓国映画「風の丘を越えて」の音楽とパンソリは○。
 3時間近くの芝居を観終わり、腹が減ったので、前にカメラマン橋本照嵩に連れていってもらった回転寿司屋で数個摘まみ、腹を満たしてから帰った。