独擅場

 

山本健吉『底本 現代俳句』を読んでいたところ、
独擅場という単語に「どくせんじょう」
とルビが振られており、
文脈から考えて、
独壇場「どくだんじょう」のことに思われ、
疑問がわき、
さっそく調べてみると、
「擅(せん)」は、
ほしいままにするという意であり、
「擅(せん)」を「壇(だん)」と誤ったことから
独壇場の語が生じたとのこと。
なので、
正しくは「独擅場(どくせんじょう)」
知らなかった!

 

・初蝶や夢のうつつに誘はるる  野衾