学術書を読む

 

・春の風ガラス戸越しの床屋かな

 

朝日新聞社主催「築地本マルシェ」鼎談に登壇。
談に壇、
だんにだん、
韻を踏んでおります。
それはともかく。
テーマは「学術書を読む――「専門」を超えた知を育む」
農業環境技術研究所上席研究員で東京大学教授の
三中信宏さん、
京都大学学術出版会専務理事で編集長の
鈴木哲也さんとの充実した一時間。
三中さんが理系の方なので、
さてどんな感じになるのかな
と多少心配もしましたが、
そこは手練れの鈴木さんが司会進行役を兼ねてくれましたから、
割と自由に、
ふられた話題について話すことができました。
終ってから、
リップサービスはあるにしても、
「面白くて仕事を忘れつい聴いてしまった」
と感想を言ってくださる方もいて、
胸をなでおろした次第。
話しているほうとしては、
けっこう長く感じました。

 

・春風や百姓たちの声高し  野衾