横浜国大

 

・まだ落ちぬくるりくるりの落葉かな

 

打ち合わせのため、
編集長、武家屋敷、わたしの三人で。
自然環境にめぐまれた広大な敷地にある大学、
ではありますが、
横浜駅からのアクセスがいまいち、
バスで行くしかありません。
たとえば初夏ならば、
これぞ大学、まさに大学、
ゆっくり歩くだけで
息が深くなり、
わくわくうれしくなりますが、
いまの季節はちとやばい。
かなりひじょうにとても寒いことが想像され、
ズボンのポケットに一個ずつ、
腰に一枚、
計三個のホッカイロで身を固め、
キャンパスに踏み込んだのでした。
打ち合わせの時刻まで少し間がありましたので、
学生センターの建物のなかへ。
日の当たるコーナーにてしばし休憩。
お日様の光のありがたく。
ホテルのような大学が増えている昨今、
でんと構える
大学らしい大学です。

 

・地上より上へ上へと舞ふ落葉  野衾