筑土鈴寛

 

・ほとがやの門(と)をわたり啼く千鳥かな

 

わたしの編集上の師匠は
ヤスケンこと安原顯でありますが、
ヤスケンの奥様はすてきに豪快な筑土まゆみさんでありまして、
なんどかお目にかかり、
ごちそうになったこともあります。
なんでこんな自慢をしているかといえば、
昨日小西甚一の
『梁塵秘抄考』を読んでいたら、
筑土鈴寛(つくどれいかん)の名を見つけ
目を瞠ったからです。
小西さん、
『梁塵秘抄考』の執筆にあたり、
鈴寛さんから
貴重な資料を見せてもらった
だけでなく、
いろいろ教えてもらったことを記しています。
筑土鈴寛は著名な僧侶にして民俗学者。
まゆみさんは筑土鈴寛のお嬢様。
いやほんとに、
世間は狭いなぁ。

 

・買い物を終えて後ろの寒さかな  野衾