十九期目

 

・秋の日の雨を吸ひたる地表かな

 

会社が知らぬ間に十九期目に入っていました。
知らぬ間にというのは、
言いすぎですが、
そう言いたくなるぐらいの時間感覚。
会社を始めたころ、
五、六年でつぶれるのはいかにも
カッコわるいよなぁ、
せめて十年もたせたいなぁ
…と思っていました
が、
おかげさまで、
十年はおろか、
二十周年が近づいてきました。
すごいなぁ。
おかげさまだなぁ。
間もなく、
目録を兼ねた新しい春風新聞が出来上がります。
大学出版会でない
民間の学術書出版社として、
これからも
皆様に喜んでいただける、
読んで面白くしかもためになる
欲張りな本を
作っていきたいと考えております。
引き続き
ご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます。

 

・風立ちぬ農のけはいの刈田かな  野衾