ポークジンジャー

 

・騒がしき天のモスクや蟬の声

 

関東学院大学での打ち合わせの後、
バス停で時刻表を見ると
つぎのが来るまで二十分はあり、
それを待つのもどうかと思い、
京浜急行金沢八景駅まで歩くことにしました。
すでに十二時を回っていましたから、
どこかで食事をと店店を物色、
ここかな
というところに入って、
イシバシとわたしはポークジンジャーの、
ヤマギシはハンバーグの、
それぞれ定食を注文。
でてきたポークジンジャーが
思いのほか小さく気になりましたが、
このところ
小食を良としている身ですから、
ま、いっか、と。
三人食べ終えぺちゃくちゃしゃべっていたところ、
となりに女性二人が来、
ひとりがたのんだポークジンジャーの
ポークの肉の大きさに驚いた!
明らかに、
わたしとイシバシのを足したぐらい。
たしか昔のテレビ番組で、
わざと隣の客と大きさの違う肉やハンバーグをだし、
反応を見るという
ドッキリな番組がありましたが、
ちょうどそんな感じ。
有名人でないわれわれが
ドッキリに巻き込まれるわけはなく、
ならば
なぜあんなことが起きるのか、
今もって不思議千万、
人生不可解華厳の滝。

 

・金沢や八景見えず秋暑し  野衾