たとえばなし

 

・騒がしき埃流して五月雨

 

聖書でも法華経でも、
たとえばなしがよくでてきます。
なんだこの子供だましみたいなはなしは、
と、
高をくくって読んでいた
時期もありました。
が、
読めば読むほど、
かめばかむほど、
面白くなってきます。
うつむかざるを得ない自分に
気づかされます。
たとえばなしには、
無駄なおしゃべりを黙らせる力がある。
イエス様もお釈迦様も、
そのことを知って、
たとえばなしをしていたのでしょう。

 

・めざめよとせいいつぱいのほととぎす  野衾