その男
ゾルバでなく、きのうのメールブロック男のことだ。
仕事中、彼は、なぜ、切ったメールブロックを携帯電話の画面に貼らずに自分の頬や額に貼ったのだろう。わからん。どうしても。わかる必要はない。でも気になる。
あのゼラチン質の手触り感が気に入って、それをほっぺやおでこに貼ることでやさしい気持ちになれたとでもいうのか。それもなんだか違う気がする。本人に確かめるのが一番手っ取り早いが、仕事上の情報で守秘義務があろうから、知人のSに男の連絡先を訊くわけにもゆかぬ。これからの人生で、仮にわたしが偶然どこかでその男に逢ったとして、くだんの件に関し尋ねても、本人にすら確たる理由はわからないのかも知れぬ。
なんか変だと思ったら、その男のことを考えていた。
私も今日、土曜日の誰もいない静かなオフィスで仕事をしていたら、何故だか「その男」のことを考えていました。
やっぱり不気味です。
「その男」がペタペタしたのには、なんの理由も、目的もなかったのではないでしょうか?
理由も目的もないことこそ、一番始末が悪い。犯罪で言えば、愉快犯のようなもの。
そうして、真面目に働いている三浦さんやら私やらを悩ませるのです。
そんな私たちの姿をガラスの玉でこそっとのぞいてニタ〜と笑っていたとしたら、ああ、不気味。
で結局また、「その男」のことを考えてしまうのでした。
「メールブロック」、1年前までその名前の物が何なのか判りませんでした。
メール用のメモ帖だなんて思っていたんです。
「その男」は、不思議な名前の物に興味を持ったのでしょうか?
自分の頬や額にメールブロックを貼る男、
近くにいると不気味そうだけど、遠くからその光景見てみたかったです。
ふとした瞬間、色白な顔のその男が頭に浮かんできてしまいます。
>アンさん
「ガラスの玉でこそっとのぞいてニタ〜」アハハハハ… 不気味! メールブロックを頬に貼るのはまだ許せる気がするんですよ。解せないのは、この男、図に乗って(としか思えない)長く切ったものをさらに額に貼ったこと。これが周りの女性たちに気持ち悪がられる決定打となった!
>るきさん
うん。遠くからならいいかもしれない。
「メールブロック」あれ、どこが発案したのかわからないけど、相当儲かったろうな。
本当、相当儲かってそうですね。
興味で、チラリと貼った事がありますが(携帯にですよ!)自分も見難いんです。字が霞んで老婆になった気分。即 取り除きました。
アハハハハハ… るきさん、可笑しすぎ。自分も見難い、アハハハハハ… 意味ないじゃん。アハハハハハ… ダメだ、朝から笑いの壷に嵌まってしまった。
これからもどうぞよろしく。アハハハハハ… ダメだ。何回読んでも可笑しい!
たまにここに戻って、みうらさんの爆笑に私も笑ってます。
「完全なるメールブロック」ですもん。
見えちゃダメなんですよね。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
もうじき「大河ドラマ「義経」が出来るまで」が、手元に届くんですよね。楽しみです。