愛と欲望の日々
ぼくのことじゃなくて、歌のこと、サザンの。カラオケで歌い、風呂で歌い、通勤途中で歌い。だいぶ身に付いた(と思う)。
♪眠らぬ街に夜明けは来ない 祭祀(まつり)はちょいとCool♪ いいねえ。ほんとほんと。
昨日も、いつものコットンクラブに寄って歌った。行くと、もうママが知っていて、「練習曲ね」といって入れてくれる。すかさず♪Going up to“狸穴天国”と歌う。
この狸穴、まみあなと読むそうだ。狸でまみ、桑田さんの発明? 念のため調べてみたら、『大辞林』にちゃんと載っていた。アナグマの異名。また、タヌキ、と。そうなんだ。へ〜、まみあな、まみあな、か。音だけ聴くと、なんだか愉しい。「愛と欲望」では、狸穴パラダイスというふうにでてくるが、桑田さんのことだから、ほとんど、マミャーナパーラダイとしか聞こえない。
にしても、こんな言葉を探してきて巧く歌詞に乗せるのは桑田さんぐらいだろうと思っていたら、都はるみが歌った「東京セレナーデ」という歌の中、冒頭に「夜霧が流れる狸穴あたり」があって、へ〜、って思った。こっちは作詞がたかたかし。隠語として別の意味があるのだろうか。
狸穴は麻布に狸穴坂・狸穴町というのが
あってそのことではないでしょうか?
江戸時代には狸の巣があったそうで、中世には黄金(マブ)が採掘された場所だという異説もあります。
想像力を隠語や異説の方にも膨らませてくれる、今でも湿った雰囲気を漂わせたところです。それにしても麻布は暗闇坂ではももんがが飛んでくるし西麻布では雨が降る、面白いところです。
六本木の遊びの名所が狸穴です。
あ、そうなのか誰でも知っていると思ったけど三浦さんは学生の頃は横浜育ちで真面目なんですね。
マミアナを徘徊するのは相当の遊び人が、東京でも多いです。
むむ。
「暗闇坂は〜せみしぐ〜れ〜」ですね。
タモさんを愛する私の愛読書は『タモリのTOKYO坂道美学入門』です。
狸坂も暗闇坂も、よい坂道っぷりです。
三浦さん、またサザン歌いましょう。
>ふかざわさん
なるほど。面白い! 納得。なんかパーッと雲が晴れていくようで。妄想がまたあちこち飛び始めます。ありがとうございました。
>patraさん
はい。わたしは今も謹厳実直(実直は、ちょと怪しい)金部金吉的真面目人間なんだす。(笑) おらも、狸穴で遊びてー!!
>お、中島さん
歌おう歌おう。でもね、ごく最近なんだけど、ふと思い出して北島先生の「涙船」を歌ったら、ジーンと来てさ、道を歩きながら「愛と欲望の日々」と交代で歌ってます。「涙船」やっぱりいい歌よ。