ポルトガルの歌手でドゥルス・ポンテスという人がいます。
彼女の名前を知ったのは、筑紫哲也が司会をつとめるテレビ番組だったでしょうか。
ポルトガルの音楽といえばファドがあり、アマリア・ロドリゲスの歌を聴き、
すごいなぁとおもっていましたが、
ドゥルス・ポンテスはその衣鉢を継ぐかとも感じられ、
テレビ画面にくぎ付けになりました。
その後CDを求め、なんどもくりかえし聴きました。
目を閉じると、そこは野外で、風の音が聴こえ、雨のしずくがほほを濡らし、
裸足が土を踏んでいる。
まさにアーシング。
大地にふれることのすばらしさを体感できる音楽だとおもいます。
・汽車が行く暮らしの底の濃竜胆 野衾