昆虫の森
帰省の折は、だいたい弟が秋田駅までクルマで迎えに来てくれます。
ありがたいことです。
28日はちょうど父の訪問介護の日にあたっていて、
すこし時間の余裕がありましたから、途中にある公園に寄りました。
以前、弟のクルマで通ったことはありましたが、
歩くのは初めて。
土曜日のこととて、家族づれで訪れている人が多く、
秋田にこんな大勢の人がいたかな、
なんて冗談を言ったり。
中央の広場を巻くようにして、緑を浴びながらの散策。そこここに野草が花をつけ。
ちゃんと整備されていましたが、過剰な感じはなく、
ほどよく手を付けていないところがいいなぁと思いました。
と、
ペットボトルが吊るされている木の枝を弟が発見。
見れば、なかに黒いものが動いています。
藪をこいで近づき、
やぶれた穴から黒いものを取りだしました。
メスのカブトムシ。けっこう大きい。
ことし見る初のカブトムシ。
背中のこまかい毛がキラキラと野生を匂わせます。
弟は、道の反対側にある虫が好みそうな枝にカブトムシを放ちました。
あと一、二週間もすれば、
昆虫たちがつどう森になるでしょう。
・紫陽花や島のうへなる鳶の群れ 野衾