ヒトも歩けば
暦のうえでは立春を過ぎましたが、まだまだ寒いですね。
こんしゅうの後半から
少しあたたかくなりそうだと気象予報士がテレビで話していましたが、
どうでしょうか。
そうだ、散歩しよう!
と、
きのうの昼食後、不意に思いつき、
ひさしぶりに横浜市児童遊園地まで散歩しました。
まえはけっこう訪れていたのですが、
忙しさにかまけ、このごろは、とんとご無沙汰していました。
ゆっくり歩いても30分ほどで到着しますから、
散歩コースとしてはもってこい。
ひろびろとした公園をまわり、帰路についてしばらく歩いていると、
なんとなく醤油のにおいが鼻をついた気がし、
じぶんの指を鼻にもっていった。
昼、納豆を食べたので、
醤油の入った小さいふくろを開けるとき、指先に付いてしまったのかと危ぶみ。
が、
わたしの指ではありませんでした。
どうやら近くの家で、料理をしているらしく、
その家の方から、
醤油の香ばしいかおりがただよってきているのでした。
ちょっとじぶんをおかしく思いながら、
また歩きます。
この辺は、小さな公園がいくつかありますので、
そこへも歩をすすめ、
木の芽をさがしたり、鳥の声に耳を澄ませたり、雲のゆくえを目で追ったり。
さてと。
ベンチから腰をあげ、また歩きます。
わが家にだいぶ近づいたころ、
二階のベランダを掃除している女性がいました。
掃除の手をちょっと止め、わたしにお辞儀をしたようでしたから、
わたしもお辞儀。
彼女を知りませんし、
彼女もわたしを知らないはず。
ほんのちょっとの時間でしたが、うれしくなりました。
また散歩しよ!
・残雪やふるさとの山家七軒 野衾