理解を超えることば
一日一ページずつ読む本がいくつかあるなかで、『リジューのテレーズ 365の言葉』
は、帰宅後すぐに手にとります。
編者はレイモンド・ザンベリさん、
編訳者は伊従信子(いより のぶこ)さん。
2011年に女子パウロ会から刊行されています。
わたしが持っているのは4刷。
著者のテレーズ・マルタンさんは、フランスのカルメル会修道女だった方。
1873年に生まれ1897年に帰天されていますので、
24年の人生でした。
この本に、
むつかしいことばはでてきません。
むつかしいことばがでてきてほしいと思うくらい、
ことばそのものは、むつかしくない。
みじかい時間なら、暗記して口にだして言えるぐらいですが、
そうしたからといって、
どうにもなりません。
テレーズさんの自伝に『小さき花』
がありますが、
道の横に咲いている小さい花を目にし、しばし立ち止まり眺めるときがありますけど、
そんなふうにして読むのがせいぜいです。
5月27日のページに、
こんなことが記されています。
くよくよすることは、わたしたちのためになりません。
こういう場合は、自分から出て
急いで愛のわざを追いかけるようにすることです。
神さまは無理に自分とつきあうようにはおさせになりません。
・にぎはひを冷まして静か五月雨 野衾