カバー曲のたのしみ
休日出勤してのたのしみは、仕事が一段してから聴くYouTubeの音楽。
気に入っているどなたかの歌を聴いていると、
パソコン画面の右横にいくつか、
AIが判断しているのかどうか分かりませんけれど、
わたしが興味を持ちそうな、ほかの動画の候補も上がっているので、
興味がありそうないくつかを見、
聴きます。
おとといは、美空ひばりさんが歌う「恋人よ」を。
いやぁ、驚きましたね。
「恋人よ」は、作詞も作曲も五輪真弓さん。
そんで、本人が歌っていますから、天下無双と思い込んでいました。
ところが。
いやぁ、くり返しになりますが、
驚きましたよ。
驚き、感動して、目頭が熱くなりましたもの。
それからそれから、
「ファドの女王」と称される、アマリア・ロドリゲスさんを連想したり。
堂々たるものですね、
ひばりさん。
「恋人よ」、恋人、恋を超え、人生、じんせーの味わい、
って感じかなぁ。
と、
もうひとつ。
藤圭子さんが歌う「岸壁の母」。
二葉百合子さんの「岸壁の母」は、これまで何百回も聴いてきて、
これこそ天下無双と思ってきました。
(のちに菊池章子さんの歌唱を知ることになりましたが、
オリジナルの菊地さんのは菊地さんので、二葉さんのとはまた別の味わいがあり、
いいなぁと思います)
が、
藤圭子さんの「岸壁の母」、これはもう、凄いとしか言いようがありません。
二葉さんも藤さんも浪曲師の親に育てられていますから、
浪曲師の血が騒ぎ、声に出るのかな、
そんなふうにも思います。
いやあ、
歌っこ、ウダッコはいいなぁ!!
・幾度目の春やたつきのゲラを読む 野衾