小さな発見、からだは繋がっている

 

お灸ファンみたいなところがありまして。
朝に晩にお灸をし、とくに寝る前には、足裏にある湧泉というツボの辺りに、
片足4壮、両足で8壮を据えていました。
そうやって体を横にすると、すぐに眠りにつくことができたので。
気分を良くし、習慣づいていました。
と、ある時、
家人から、このごろ咳き込むことが多いんじゃない、
お灸の煙のせいじゃないの? と指摘され、
アッと思いました。
たしかに、朝起きると、まず大きな咳を一つして、尾籠な話で恐縮ですが痰がでた。
気づくのが遅いぐらいでしたが、
自分のこととなると、こういうことが間々あります。
寝る前のお灸を止めて一か月ほどになりますが、
咳き込むことがなくなり、
痰もでなくなった。
さらに。
頸から後頭部にかけてのコリと痛みが減った気がする。
そうか。
アレはサインだったのか!?
そんなふうにも思います。
お灸の煙のせいで、気管支や肺にストレスがかかっていたかもしれない。
なにごとも、やり過ぎはよくないようです。
からだが繋がっているとは、子どもでも知っていますが、
お灸の煙が原因で、風が吹けば桶屋が儲かる式に、
つぎからつぎへと連鎖反応を起こし、
一見無関係なところに不具合が生じる、
ということを今回、
身をもって知った次第。
ひとつところを治すつもりが、そのせいで大元の体を傷つけてしまう、
角を矯めて牛を殺すということわざもありますが、
そんなことにならぬよう、
今後気をつけたいと思います。

 

・電磁波が宙を飛び交ふ冬の朝  野衾