先蹤について

 

今月初めに『新先蹤録 秋田高校を飛び立った俊英たち』を刊行しました。
秋田高校は、わたしの母校。
同校の創立150周年を期して、同窓会からの依頼により、
編集に加えさせていただきました。
同窓会に納めたものと内容は同じですが、
装丁を変え、市販もしています。
コチラ
38名のライフヒストリーをまとめたもので、
先蹤(せんしょう)は先人の事跡。
「蹤」は足あと。
先人、先輩の足あとを辿りながら自分の人生を考えてみよう、
との気持ちが書名に表れています。
「新」が付いているのは、
130周年の際に『先蹤録』が刊行されているから。
一般に、
ライフヒストリー、伝記のたぐいを読んでおもしろいのは、
それぞれジャンルは違えども、
なにをどのように選択していったのか、
そこに個性があらわれている気がするから、
かな?
自分だったらどうするだろうと、
ページをめくる手をしばし止めて考えたり。
小学校、中学校の図書室には伝記のコーナーがあったような。
自慢になりませんが、
一冊も借りたことがありません。
本を読まない子どもでした。

 

キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、
その足跡に従うようにと、
あなたがたに模範を残された。
(『新約聖書』「ペテロの手紙 第一」第2章21節)

 

・赤とんぼ顔を傾げて滝の上  野衾