今度はリス

 

先日ベランダにタヌキが現れたことを書きましたが、
今度はリス。
リスといっても、
少し大ぶりの台湾栗鼠。
少々状況を説明すると。
わたしが住んでいる建物は、山の上の崖っぷちにありまして、
電柱が、下の道路の端からにょっきり立っています。
そのてっぺんが、
我がベランダの三メートルほど横。
早朝、
四時半ぐらいでしたか、
なにやら動いた、と見えたので、
よく見てみると、
明らかに台湾栗鼠。
電柱に絡みつく電線をツツー、ツツー、ツツー。
はるか向こうの電柱へ移動。
まるでサーカスの綱渡り。
そこからさらに方向を変え、
つぎの電柱へ向かい電線を這っていく。
それを四度繰り返して茂みの中へ。
と、
こんどは先ほどのものに比べ小さめの台湾栗鼠。
子どもでしょうか。
まえのリスにならうかのように、
ツツー、ツツー、ツツー。
そして最後は茂みへと。
鳴き声はといえば、
ゲクゲクゲク。
あまり色気がない。

 

・電線を台湾栗鼠の走る夏  野衾