小さな発見

 

日々の暮らしのなかでだれに教わるでもなく、
ごく小さなことを発見して、喜んだり、驚いたりすることがありますが、
きのうのこと、
ああやっぱり、と合点が行くことがありまして。
食事をするとき、
行儀の悪いことながら、
なんとなく足を組んでいるときがあり、
あ、いけない、と思って、
組んでいる足をふつうに戻す。
ところが、
なにか考え事をしながらだと、
足を組んでいることをついつい失念してしまい、
すると、
痛!
いてててて。
舌の端を噛んだり、頬の内側を噛んだり、
そういうことが間々あります。
外で食べているときもありましたし、
こたびは家のなかで起きました。
足を組みながらの食事は禁物、要注意、そのことの
ほんの小さな発見でした。

 

・沈丁花いつもの路地の垣根越し  野衾