使い捨てカイロ

 

交差点で信号待ちをしているとき、
生足姿の女子高校生を見るたび、驚き、少し感動します。
寒さより恰好
がだいじなんでしょう。
しかもこの頃の流行りはどうやらミニスカート。
寒さをこらえている風もありません。
一方わたしはといえば、
へその辺りと、
へその裏の辺りに使い捨てカイロを貼っている。
どんなに寒くても、
だいたい二枚でしのげる。
持続時間12時間と書いてありますが、
実際はそれ以上持ちます。
なので、
帰宅してから寝るときもそれをしたまま就寝、
と、
まるで電気毛布のごとくポカポカで。
朝はさすがに冷めているものの、
わたしは試していませんが、
消臭剤として使え、
また土壌の改良にも効果があるとのことですから、
なかなかの優れもの。
若いときは今ほど関心がなく、
遠目で眺めていたのに、
このごろ手放せないアイテムの一つ。
きょうも寒そうです。

 

・橋を越え川面撫でゆく春の風  野衾