むずかしい本に疲れたら
むずかしい本を読んで疲れたら、
本を閉じて、
散歩するとか、
好きな音楽を聴くとか、
遠くの山をしばらく眺めるとか、
いろいろあるわけですが、
思い出したように、
わたしがたまにやるのは、
Amazonの本の検索で「岩波少年文庫」と入力すること。
スクロールし、
つぎつぎ現れる表紙を見ているだけで、
読んだときのことが蘇りますし、
読んでいないもの(こちらの方が圧倒的に多い)
は、
どんな物語だろうか、
と、
いろいろ想像を膨らますことができて、
楽しい。
2011年に、
宮崎駿さんの『本へのとびら――岩波少年文庫を語る』
が出版され、
すぐに買って読みましたが、
「岩波少年文庫」のファンであるという宮崎さん
のこころの籠った記述から、
「岩波少年文庫」が
ますます好きになりました。
近くに住むひかりちゃんが貸してくれたメアリー・ポピンズ
のシリーズも
「岩波少年文庫」に入っています。
ひかりちゃんが読み、
ひかりちゃんのお母さんが読み、
ひかりちゃんのお母さんのお母さんが読んだ本
だったと思います。
さてと。
コーヒー、淹れようかな。
・けざやかや化石の森は春隣 野衾