高校時代の思い出

 

母校が一年に二回発行している同窓会誌の編集部から頼まれ、
陸上部の思い出などを書きました。
コチラです。
あのころをふり返れば、
つい、
北海道生まれの詩人・吉田一穂の「母」という詩にある、
「麗しい距離(デスタンス)」
が口を衝いてでます。
それにつづく詩の言葉は、
「つねに遠のいてゆく風景」
ふるさとは、
室生犀星がいう「遠きにありて思ふもの」であり、
また、
遠ざかりつつ麗しい距離にある一点でもあるようです。
そういう意味では、
経験を通し、
新たに発見するのがふるさとで、
ふたりの詩人の言葉がいま、
静かな音調と韻律で鳴っています。

なお、
リンクを張った同窓会誌の左ページ二段目に、
恩師・一関先生のお名前が「吉見」とありますが、
これはわたしの間違いで、
正しくは「吉美」です。
お詫びして訂正します。
一関先生、ごめんなさい。

 

・北塞ぎ父の仕事の終えにけり  野衾