2020/05/15 銭湯の思い出 二十代のころ、 相鉄線の西谷駅近くのアパートに住んでいたことがありました。 白壁を軽くたたくとポロポロ剥がれてくる安いアパートで、 風呂が付いていませんでしたから、 銭湯に通いました。 かぐや姫の『神田川』の世界を地でいくような。 秋田から母と祖母が出てきたのは、 そのころ。 横浜駅の構内で、 祖母は背中に米の袋を背負っていました。 それから三人で西谷まで。 いま思えば、夢のような生活。 夢だったのか… けさ、 夢を見ました。 ・懸崖に羚羊の佇つ夏来る 野衾 Share