寒そう!
冬晴れ間納豆玉子かけご飯
JR保土ヶ谷駅のホームでときどき見かけるおねえさんがいます。
上背もあり、けして痩せ過ぎなわけでもありません。緑と赤のチェック柄の厚手のコートを着込み、手袋をしています。そして、わたしが見るのは、そのおねえさんが必ずといっていいほどパンを食べている姿です。餡パンの時もあります。おねえさんは、なんだか寒そうです。
ホームを歩きながら考えました。どうしてあのおねえさんを見ると寒そうに感じるのだろうか。ちゃんとコートを着て手袋をして、パンまで食べているというのに…。
もう一度、おねえさんの顔を思い浮かべて見ました。
そうか。余計なお世話に違いありませんが、おねえさんの目はつぶらです。丸く小っちゃく、しかも少々離れているので、目と目の関係性が乏しく、それぞれが独立してそこにぽつねんと寂しそうに存在しているように見えます。
おねえさん、昨日もベンチに座りパンを食べていました。
茶髪らが肩を怒らす成人式