子どものこころ

 

『長くつ下のピッピ』を読んでいたら、
ストーリーとは別に、
じぶんの子ども時代のことがいろいろ思い出されてきました。
翻訳を通してですが、
本のなかの子どものこころが
わたしのなかに眠っている
子どものこころとひびきあったのかもしれません。
うす暗い木の洞(うろ)に入り、
すき間から外を覗くシーンがでてきますが、
これなど、
国のちがいを超え、
子どもはみんな好きだろうなぁと想像されます。
おとなの知らない子どもだけの世界。
子どもはいつも隠れ家が大好き。
天才的な児童文学者は、
子どものこころを子どもの視点で描けるのでしょう。

 

・鈴鳴らし杣木(そまぎ)里まで馬橇かな  野衾