木目

 

ちいさいころの思い出のひとつ。
空に浮かんだ雲が、
ライオンに見えたり犬に見えたり
熊に見えたり、
馬に見えたり、
にわとりにはあまり見えなくて、
でも、
たまに竜に見えたりで、
下校途中のポーンとしたじかんをつぶしました。
雲はだいたい
どうぶつに見えますね。
いまも
雲のどうぶつが
ゆっくり上空を過ぎていきます。
ところで木目。
こちらはどうぶつでなく、
滝だったり秋の雲だったり石を割ったときの模様だったり。
下の写真は、
フローリングの木目ですが、
秋田のいぶりがっこを切ってならべた
じょうたいに見えまして。
きゅうじつの
わたしのじょうたい。

 

・なに見てもさびしさびしや村の冬  野衾