お香

 

出社しまずすることはお香を焚くこと。
何種類かありますが、
最初は伽羅と決めています。
気分がすーっと落ち着き、
一日の仕事の始まりです。
つぎはだいたい
三十三間堂のもの。
華やぎのある伽羅に比べると、
しぶくいぶし銀の感じでしょうか。
寺にお香はつきものですが、
修行に集中するとき
嗅覚が重要な働きをすることを仏者は知っているのでしょう。

 

・吹かれても蜜を離れず夏の蝶  野衾