ウグイス色

 

朝早くからウグイスがいい声で鳴いています。
声の調子を探っているようでもあり、
だれに聴かせるでもなく
みずから聴き惚れているようにも聴こえます。
ところで、
ウグイス色という色がある
ぐらいですから、
ウグイスはウグイス色か
と思ってきましたが、
メジロのほうがウグイスよりも
ずっとウグイス色なのでした。
エライひとが
どこかで間違えてしまったのでしょうか。

 

・鶯や声に澄みゆく空の青  野衾

 

八重桜

 

還暦を期するかのように
体調をくずし、
自宅療養を余儀なくされました。
どうふるい立たせても、
この日記を書く気力すら失せ、
とつぜん中断し、
お問い合わせやお見舞いの言葉を
いただくことになりました。
すこしずつ元気を取り戻したい。
おこころづかい、
ありがとうございました。
さて今後のことですが、
このページのタイトルに反することになりますが、
しばらくは、
不定期ということで、
お目こぼしいただければ幸いです。

 

・病身の吾のうへ近き八重桜  野衾

 

朝の音

 

・春の風記憶を照らす光かな

 

五時にはまだなっていなかったでしょう。
雀の声が聞こえています。
少し遠くで鶯の声。
まだホー ホケキョ
と鳴ききってはいませんが、
鳴きはじめに比べると
だいぶましになってきたようです。

 

・田仕事をこころ待ちする四月かな  野衾

 

きょうは曇り

 

・よく見れば同じ色なき桜かな

 

満開の桜はすばらしいですが、
風に吹かれほろほろくるくると散る花びらは、
それはそれで風情があり、
つい立ち止まって見とれてしまいます。
新しい年度が始まりました。
どんな出会いが待っているでしょう。

 

・寝て覚めてまだ眠りたき三月尽  野衾

 

ことばとこころ

 

・光浴びきらり静かの桜かな

 

いよいよ四月に入りました。
日曜日のきのう、
近所のりなちゃんの家に届け物があり、
家人とふたりで出かけ、
明るい居間で
ゆるりとお茶の時間にひたらせていただきました。
りなちゃんが英語の発表でつかったポスター
‟My SOUL FRIEND Mr. MIURA”
を見せてもらい、
話をしているうちに
だんだん気持ちが明るくなっていくようです。
その後も、
ジョージ・ベンソンやマーク・ノップラーのCDをかけ、
音楽のはなしに興じ。
その後、
りなちゃん、ママ、家人と四人でサクラヤさんへ。
久しぶりに
あかねさん、ひでさんとおしゃべりし。
夕刻、
サクラヤを後にし、
四人で御殿山までいっしょに歩きました。
会話はことばで行いますが、
ことばを通じてのこころがありがたく、
息が深くなるようでした。

 

・休日の仕事を終へり桜かな  野衾